〇
欠席議員
13番 永 田 時 夫 君
〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の
職氏名
市長 中 村 稔 君 助役 髙 日 音 彦 君
収入役 香 月 芳 雄 君
企画部長 田 中 定 行 君
総務部長 芦 田 勝 己 君
福祉部長 芦 田 典 夫 君
市民部長 塩 見 英 樹 君
環境対策室長 松 本 良 彦 君
建設部長 杉 山 弘 君
福知山駅
周辺整備室長
山 本 孝 雄 君
下水道部長 塩 見 辰 夫 君
財政課長 芦 田 昭 君
消防長 片 岡 悟 君
公営企業管理者 伊 藤 義 彦 君
公営企業部次長 水 嶋 武 夫 君
市民病院事務部長 大 内 昌 男 君
教育委員長 藤 林 稔 君
教育長 大 西 重 喜 君
教育部長 竹 下 一 正 君
教育委員会理事 井 本 哲 夫 君
選挙管理委員会事務局長 監査委員事務局長
石 坪 一 秀 君 芦 田 英 夫 君
〇
議会事務局職員出席者
局 長 塩 見 晃 君 次 長 浅 井 忠 司 君
〇
議事日程 第2号 平成11年1月20日(水曜日)午前10時開議
第 1 議第51号から議第56号まで
(
委員長報告から採決)
◎午前10時00分 開議
○議長(塩見 仁君) おはようございます。
定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。
本日の会議に、
永田議員は風邪のため欠席する旨の届けが出ましたので、ご報告申し上げます。
本日の
議事日程は、印刷の上、お手元に配付いたしておりますので、それにてご了承願います。
◎日程第1 議第51号から議第56号まで
○議長(塩見 仁君) それでは、日程第1に入ります。
議第51号から議第56号までの6議案を
一括議題といたします。
審議に先立ち、各
委員長より
委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。
初めに、
総務委員長から報告願います。
総務委員長。
○
総務委員長(
立道正規君) (登壇) おはようございます。
一昨日18日、本会議において当
総務委員会に付託されました議第51号、平成10年度
一般会計補正予算(第6号)の当
委員会所管事項につきまして、同日
委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。その経過の概要と結果について報告をいたします。
初めに、
理事者から
所管事項の
一括説明を受けました。
まず歳入では、当
委員会の所管は
地方交付税と
総務費、
消防費の
国庫補助金、それに市債であります。
地方交付税は、今回の
一般会計補正総額6億6,105万円のうち、
特定財源6億5,325万5,000円を控除した779万5,000円の財源を
特別交付税に求めたもので、今回
補正後の
特別交付税予算額は5億3,442万3,000円となるが、9年度実績で7億6,000万円余から見て十分確保できるとの見通しに立っての計上であります。
総務費、
消防費の
国庫補助金は、
介護保険の
事前準備と高
規格救急車の導入について、それぞれ
経済対策で、総
事業費と
補助基本額について2分の1なり3分の1の
補助がなされるもの、市債については
農林業債は中
丹広域農道の
市負担分6,354万円について、
経済対策により
充当率100%での起債、
土木債は拝師、額塚の
農道舗装、
石原土地区画整理事業の
公管金、
消防債は高
規格救急車の
国庫補助金の
補助裏が
全額起債で手当てされるものであります。
歳出は、
介護保険の導入に伴い、
転出証明書に
介護保険情報をプリントするための
住民記録システム改造と、
生活保護に
介護扶助が創設されることによる
受給管理システムの改造及び
救急業務の
高度化を図るため、2B型3,300cc、四輪駆動、定員7人の高
規格救急車を購入し、
北分署に配置しようとするもの、そして
農林業費から
農業集落排水施設事業特別会計への
繰出金5万円であります。
主な
質疑応答を申し上げます。
まず、高
規格救急車について、初めて導入してから今までの
利用実績、成果とその評価についての
質疑には、この
救急車については、平成8年3月11日から業務を開始し、今は消防署と
東分署に配置している。毎年2,000件を超える
救急出動件数の中で、この
救急車による
特定医療行為を行ったのは、8年が13件、9年が29件、10年20件と、率としては低いが、昨年11月12日、
急性心筋梗塞の70代の男性に対し、
特定医療行為である「
除細動」を実施し、2週間後に回復、退院された。
全国的には、この
高度救急導入によって
蘇生率が1.5倍になったとの統計があるが、
蘇生率について
福知山のレベルを云々することはできない。しかし、今回の購入で3台になること、
救急救命士9人が既に育成され、なお現在10人目を育成中であることなど、高
規格自動車整備率、
救急救命士の
養成状況から見ると、
人口規模から見て、恐らく全国的に見ても最先端を行っているものと考えているとの答弁でありました。
次に、
介護保険導入に伴う
コンピューターシステム開発改造についての考え方なり、姿勢について尋ねる
質疑には、
介護保険制度そのものの
システム化については、既に本
年度予算の中で進めているが、これに関するいろいろな業務については、単に連携の
システムをつくれば済むものと、今回の
生活保護費のように新たな
システムを構築しなければならないものとの二通りある。国保、収納、
職員給与といったものも新たな
システム構築が必要であり、これらを一斉に11年度でやりたいと考えていた。これについては、
介護保険制度そのものが流動的な部分もあり、余り早く固めてしまうと、もし動いた場合、その対応に二重投資をしなければならなくなる恐れもあるので、ある程度幅を持たせた
融通性のある
システムにしておきたいこともあって、基本的には11年度スタートと考えていた。ただ、今回、国の
緊急経済対策で、有利な財源が確保されたし、今回計画している
システムは、将来的に大きく変わることは考えられない内容なので
補正計上した。
システム開発に当たっては、業者の見積りを厳しくチェックし、切り下げられるところはないかをよく精査した上で契約するようにしているとの説明でありました。
また、今回
補正のうち、
経済対策に該当するものはどれかとの
質疑には、
水道事業の
災害復旧分8,900万円余以外は全部
経済対策であり、国、府から指示があったものをよく検討し、本市にとってどれも緊急必要であるとの判断のもとに、全額を計上したものであるとの答弁でありました。
委員よりの主な意見としては、
介護保険の
システム化については、
コンピュータ化、
機械化ということで、従来の慣れでやってきた仕事とは違う分野が多いので、間違いのない業務がやれるよう準備をちゃんとしてもらいたい、というものがありました。
以上の経過で審査を終わり、採決の結果、議第51号の
総務委員会所管事項については、
全員賛成で
原案承認可決であります。
以上で、
総務委員長の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 次に、
市民厚生委員長の報告を願います。
市民厚生委員長。
○
市民厚生委員長(有 幸男君) (登壇) おはようございます。
ただいまより、
市民厚生委員会の報告を行います。
去る1月18日の本会議で、
市民厚生委員会に付託されました議第51号、平成10年度
福知山市
一般会計補正予算(第6号)について、1月18日、当
委員会を開催し、全員で慎重に審査をいたしました。その概要と結果について報告をいたします。
今回の
審査議案の主な内容は、
福祉部所管の
民生費、
社会福祉費、
老人福祉費での
介護保険導入に伴う
介護保険事務電算処理運用方式開発経費の
既存システム改良費や、
電算機器購入費の1,490万円であります。
理事者より説明を受け、審査に入りました。
委員から、
既存システム改良の内容、
端末機の台数・
使用内容について
質疑があり、
理事者より、今回改良する
既存システムは、現在あるプランエイティー、プラン80のことでございますが、と言っている
高齢者総合福祉システムのことで、
保健婦の
訪問指導、
ホームヘルパー、
ショートステイ、デイサービスなどの過去何年もの
サービスデータが入力されており、
介護保険システム、特に要
介護認定における要
介護度の
表示等に利用するため改良するもので、450万円を見込んでいる。950万円の
電算機器購入費は、
ホストコンピュータと
端末機3台分の経費で、
電算システム事務に必要な機器で、
介護保険料の賦課、
納付書の発行とか、
高齢者台帳など
データ入力に使うとのことでした。
また、
委員から、要
介護度表示と
介護保険料について
質疑があり、
理事者より、要
介護度表示はこれからで、具体的には今年の10月から
認定審査に入るので、その時に表示できたらと考えている。
高齢者総合福祉システムの中には、
介護保険に移行しないものも出てくる。
介護保険料積算については、
住民情報や
税情報の
基本情報が必要で、
介護保険システムへの組み入れ調査を行い、ソフトに乗るように進めているとの回答でありました。
委員から、これまで6月、12月
定例会、今回と
介護保険導入に関する
補正が矢継ぎ早になされてきたが、
電算化システムの準備や
介護保険事業計画の策定など、全体がわかるように整理してほしいとの
質疑がありました。
理事者より、
システムの改良については、
介護保険事務電算システムと
既存システムとの
アクセス調査は6月
補正で行い、
介護保険システムの
プログラム作成費は、国の仕様に基づいて12月
補正で計上した。今回の
補正は、その
システムを使う
電算機器の
購入費と、既存の
高齢者総合福祉システムや、住民・
生活保護システムなどの改良にも、国の3次
補正で
補助がついたものである。今後、
電算機器関係では、
国民健康保険と
職員給与システムの改良を11年度中にしなければならないことになっている。
また、
介護保険事業計画と
老人保健福祉計画の
見直し改定は平成12年の3月、11年度末までに策定しなければならない。
高齢者対策協議会は12月に1回開催し、2月には2回目を予定している。11年度中に7、8回開催し、
計画策定をしていきたい。
平成10年9月に実施した
意識調査・
実態調査の集計を現在行っており、まとまった段階で
策定協議会を開催したいと考えているとの説明でした。
次に、
委員から、
介護保険事業計画や
老人保健福祉計画の
見直し策定が、
介護保険導入実施と同一時期になるが、
介護サービスの
整合性は図れるのかとの
質疑があり、
理事者より、今後の
サービス量の
供給体制については調査が必要、
サービス業者の認定は、11年の7月ぐらいから京都府が
認定作業に入る。
介護保険を実施するまでに、ある程度の数値や実態を把握しているし、11年度末までは
老人保健福祉計画に基づいて動いており、その
目標達成に向けて考えている。今後、
介護サービスに対応できる業者の調査を実施していくとの回答でした。
次に、
委員より、
サービス提供業者と
上乗せ・
横出し問題、
介護保険の事務所について
質疑がありました。
理事者より、具体的には言えないが、
ホームヘルパー派遣事業や
ショートステイなどは、これまで行っていた
特別養護老人ホームなどが継続して
サービス業者になるだろうし、民間にも
ホームヘルパー派遣事業を行う業者があるので、
福知山市の中でどのくらいあるのか把握していきたい。それから、
上乗せ・
横出しの件は、今後、
介護保険に入れるのか、別の
事業にするのか、早急に検討しなければならない課題であるが、1号被
保険者の
保険料にも大きくかかわってくる問題なので、
近隣市町村の動向や
保険料の額などを見ながら検討していきたい。現在、
介護保険に移行しない
事業で
配食サービスがあるが、これも
横出しで実施していくのか、別の
事業としてするのか、
検討課題であるとのことでした。
介護保険事務の場所は、今後の
準備体制も含めて協議していかなければならないが、今の場所では困難だと思っているとの説明でした。
次に、歳入で国の
補助基準について
委員から
質疑があり、
理事者より、要
介護認定用電算機器購入経費補助については、76万6,000円が
基準額で全国一律だが、
電算処理運用方式開発経費補助については、まだ不確定の部分があるが、多分一律になるだろうとのことでした。
特に、意見として、
介護保険制度導入の
準備事務があわただしく進んでいるが、
準備作業の過程がよくわからないので、全体計画を大まかにまとめた
フロート図のような、
委員会審査の
補助教材のようなものをお願いしたいということでした。
以上の経過で審査を終了し、採決に入りました。
採決の結果は、議第51号は
全員賛成で、
原案承認可決であります。
以上で、
市民厚生委員長の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 次に、
経済委員長から報告願います。
経済委員長。
○
経済委員長(
塩見惇一君) 本
臨時議会において、議第51号、平成10年度
福知山市
一般会計補正予算(第6号)など、
経済委員会に付託されました5議案について、去る1月18日に
委員会を開き、慎重に審査いたしました。その経過の概要と結果について報告いたします。
最初に、議第51号の
一般会計補正予算で、
農地費の関係でありますが、
委員より、
農道環境整備は、拝師と額塚という隣接した地域の中での施工だが、ほかの
地域への
分散施工はできなかったのかとの
質疑があり、他の
地域からの要望もあるが、ここは昭和53年から59年にかけて、拝師・額塚という一工区として
圃場整備をしており、今回の
事業の
採択基準も一工区
単位ごととなっているためであるとの答弁がありました。
次に、
商工費の
地域振興券交付事業でありますが、まず
委員より、65歳以上の
年金受給者を対象とするもので、郵送で
交付してほしいという申請があった場合はどうするのか。また、
振興券を扱う
特定事業者の募集・登録など、
各種事業者の組合や団体の
代表者がまとめて登録申請することはどうか。また、登録された店で品物を買うのはいいが、
振興券でその店の
商品券を買うことはできないのはなぜか。また、役務に対する代金としても
振興券を使えるということだが、どのようなものに使えるのか。また、
指定金融機関等には、どういった範囲や制約があるのか。以上のような
質疑があり、
振興券の
交付に当たって、15歳以下の子供がある世帯は前もって把握できるので、
引換券を郵送する。ただし、その郵送を余り早くすると
引換券の紛失も考えられるので、
交付開始のせいぜい1週間か2、3日前という指導が来ている。一方、65歳以上等の方で、
非課税で対象となるかどうかについては、前もって勝手に
課税情報を調べてリストアップするということができないので、
申請方式とした。これは例えば、
老齢福祉年金をもらっている方だと、
年金証書を持参してもらえば確認できるが、65歳以上等の方で
非課税かどうかを確認するとなると、当日の
交付窓口では混乱するし、また、65歳以上の方すべてに
交付申請書を郵送すると、それを受けとった方すべてが
振興券の
交付対象になると錯覚される。だから
申請方式をとり、
交付に先立って3月中旬ごろに、電話を含めた
相談窓口を開設し、
非課税であることを確認しなければならない方については、
課税情報を調べてもよいという
同意書をとって、確認した上で後日
決定通知書を送付することを考えている。
また、
金融機関については、
振興券が
特定事業者から持ち込まれた場合、まずは
登録事業者かどうかの確認や
振興券の枚数の確認などをお世話にならなければならない。また、
取り次ぎ金融機関を、例えば市の
指定金融機関の
京都銀行だけに限定すると、
周辺地域の
事業者が換金される際に不便なので、他の
金融機関にも
取り次ぎをしてもらえないか、これからお願いしていかねばならない。
また、この
振興券は、
経済効果を上げるため、
短期間で使ってもらうのがねらいなので、これでどこかの店の期限のない
商品券を買うことはできない。
また、役所などの
公共機関での使用は、
民間消費の拡大につながらないので、公共的なことでは使えない。物品以外の役務的なことでの使用については、クリーニング、散髪など、広い範囲で使えるようにしたい。
また、
振興券が使える
特定事業者については、
募集要項を策定し、2月上旬ごろに公示して公募をしたい。
また、募集・登録に当たっては、例えば
商店会などの場合、一店一店でなくても
団体申請は可能であり、また、
事業者の組合なども同様に考えていきたい。
以上のような答弁でありました。
また、
委員より、この
地域振興券事業費に対して10%の
事務費の内容は、またこれで十分かなどの
質疑があり、
短期間の
事業なので
備品購入などはできない。基本的には市の単費で
事務費を出さなくてもよいように、例えば職員の
超勤手当、
臨時職員の賃金、
振興券・
引換券・
新聞広告など、さまざまなものの
印刷費、
郵送料などの
役務費、また委託料としては
電算システムの改良に必要な経費、さらに、金券なのでこの警備にかかる経費などが
補助対象である。これら最大限ピックアップしてこの
事業に取り組んでいくとの答弁でありました。
また
委員より、体の不自由な方が
ヘルパーの方に頼んで
振興券で品物を買ってきてもらえるかとの
質疑があり、
交付の時には
委任状などで代理人ということが確認できるが、
振興券は譲渡したり売買したらいけないとなっており、何十枚も多量にまとめて使われようとしたら、店で拒否してください、となっている。しかし、消費につなげることが原則なので、できるだけ使いやすくするとともに、
不正使用を防ぐことも考えながら準備を進めているところである。
ヘルパーの方に依頼して使うということは、可能だと思われるとの答弁がありました。
それに対してさらに
委員より、
振興券を使おうとする人と、
事業者の間に
トラブルが起こらないかとの
質疑があり、登録の申請があった
特定事業者の方には、3月中旬に集まってもらって
説明会を開き、
特定事業者としての
登録証明書や店に貼ってもらうポスターなどを渡すとともに、
トラブル防止についても徹底したい。特に、店に来た人にいちいち
証明書を出させるなどのことは、
トラブルの原因にもなり得るので、今後自治省の見解などを踏まえて進めていきたい。
また、広報の
特集号を出したり、
振興券交付の時期に合わせてこれが使えるお店の
一覧表も作って渡すことも考えているとの答弁がありました。
また
委員より、
振興券がどんなものかを知らせる機会はあるのかとの
質疑があり、
交付対象者に配布する39万2,000枚のほかに、
事業者の方に周知徹底するための見本を4,000枚印刷するとの答弁がありました。
また
委員より、周辺3町の
振興券も本市で使えないかとの
質疑があり、この
振興券の基本は、あくまでも地域を限定したものである。
地域を越えて使うことは、本市では判断できることではない。今後の
検討課題だとの答弁がありました。
なお、
振興券にかかわる
質疑応答の中で、
委員の要望として、
周辺地域の
事業者にとっては、
郵便局が
取り次ぎ金融機関の指定になれば換金に際して便利なので、検討してもらいたい。また、
空き店舗を利用した
イベントなど、配布された
振興券が使える
イベントの企画なども考えてもらいたいなどの要望がありました。
次に、議第52号の
簡易水道事業特別会計でありますが、
委員より、16簡水のうち既に8簡水に
システムがあることと、今回の
集中監視システムとの関係について
質疑があり、8簡水というのは豊富、三岳、上豊、金谷、北陵、下川口、佐賀、上六人部であり、メインの
配水池の水位、流量、
浄水場から
配水池へ送るポンプの情報の3点を送ってきているだけのほんの簡単な
システムである。今回は、
下水施設の整備で
水量拡張できているうちの上豊富と佐賀をするわけだが、この
水量拡張では、
配水場の増設や
配水管の
ルート変更の
可能性がある。だから、
水量拡張がされていない
簡易水道に今回の
システムを整備しても、拡張時にむだになるので、まずは下水が入って、既に
水量拡張が完了したところから整備していくものである。上豊、佐賀以外の6簡水はこれまでのものを維持しながら、今後の
簡易水道施設の
水量拡張に合わせて、
システムの整備を考えていきたいとの答弁がありました。
また
委員より、この
システムにかかわる
水道庁舎側の設備はどうかとの
質疑があり、新しい庁舎で順次使っていくが、これは
中央監視設備の更新ということで、
水道事業で
継続費設定をして、平成10年、11年度で予算化している。これにより、簡水から送られてきた情報はすべて新しい庁舎の中で監視していく。現在、
簡易水道課についている設備については、更新していくとの答弁でありました。
また
委員より、この
システムによる漏水問題への対応はどうかとの
質疑があり、水を幾ら製造し、
配水池へ幾ら送ってという情報、またその日に
配水池から幾らの水が出たかという情報も送られてくるので、それらの情報から
漏水状況などが早急に把握できるようになるとの答弁がありました。
次に、議第53号の
下水道事業特別会計補正予算でありますが、
委員より、汚れた水をきれいにするには、もともと大きな経費がかかるもので、今回の
補正額も大きい。行政としては、
事業にかかる負担にどう耐え、展開していくかとの
質疑があり、
下水道事業は、国の
補助金と
受益者負担金と起債を財源として
事業を進めている。
受益者負担金は、
事業の開始とは少し後送りの現状だが、順次いただいて財源としている。
市単費については、最大で95%まで起債が受けられる。また、起債に対しては、地方の
財政事情にもよるが、
下水道という
生活インフラを伸ばすということから、基本的には50%の
交付税算入があり、それに基づき
一般会計からの繰り入れもしてもらって
事業を進めている状況である。だから、起債なしでというわけにはいかないが、
事業の
必要性からも
交付税算入があり、市中金利の低いこの時期に進めることは時機に合ったものだと思うとの答弁がありました。
また
委員より、
事業費8億7,000万円のうち3億9,830万円の起債で、この償還に30年かかるというが、これは
政府資金なのか、
金融機関からのものか。また金利の状況はどうかとの
質疑があり、今回はどうなっているかはわからないが、
政府資金を活用するのが有利である。自治省でも、起債の確保には努力いただいており、思いとしては
政府資金を活用したい。金利は、政府から借りる時の市中金利などによってはっきりしないが、最近の状況から言えば、2.3とか2.6とか、おおよそ2%台であるとの答弁でありました。
また
委員より、石本ポンプ場や最初沈殿池での電気設備工事は、
経済効果の面からも市内業者でできないかとの
質疑があり、地元優先も考えてはいるが、市内の電気業者では無理で、業者ランクでいうAクラスでないと難しいだろうとの答弁でありました。
また
委員より、継続費
補正での減額の内容について
質疑があり、汚泥焼却施設の土木工事と、焼却施設の炉の電気機械設備工事などの入札残によるものとの答弁がありました。
次に、議第54号の
農業集落排水施設事業特別会計補正予算でありますが、
委員より、中六人部地区の処理場施設は、今回のことで今後十分に対応していけるのかとの
質疑があり、現在の処理槽は上が土で覆われていて、機能の管理と維持管理に支障がある。これをオープン式にして機能強化を図るものである。今後は、水質などの基準が変われば別だが、ポンプ場が老朽化した場合の小修繕程度のほかには、大きな改良などはないだろうとの答弁がありました。
次に、議第56号の
水道事業会計でありますが、これについては特にご報告申し上げる事項はございません。
最後に、
委員からの要望として、
地域振興券について、
トラブルなどのないように対応してもらいたい。
交付や使用に際して、なるだけ煩瑣にならないよう考えてほしい。
短期間で効果が上がるように、できるだけ多くの方に
特定事業者になってもらったり、
イベントを企画するなど、
振興券の使いやすい条件を整えてほしいなどの要望。また、
下水道事業などについても、大きな
事業での起債は、将来展望に立って慎重に進めてもらいたいという要望がありましたので、ご報告申し上げておきます。
以上の経過で審査を終わり、採決の結果、付託された議第51号、52号、53号、54号、56号の全議案、
全員賛成で
原案承認可決であります。
これで、
経済委員長の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 次に、文教建設
委員長の報告を願います。
文教建設
委員長。
○文教建設
委員長(大西 肇君) (登壇) おはようございます。
文教建設
委員会の報告をいたします。
本
臨時会において、文教建設
委員会に付託されました議第51号、平成10年度
福知山市
一般会計補正予算(第6号)、及び議第55号、平成10年度
福知山都市計画
事業石原土地区画整理事業特別会計
補正予算(第2号)について、去る1月18日、
委員会を開催し、全員で慎重に審議しました。その経過の概要と結果について、報告いたします。
審査では、最初に付託された議案について、
理事者より
一括説明を受けました。
まず、今回の
補正予算については、国の
経済対策による
石原土地区画整理事業の国庫
補助額の追加内示に伴うもので、
事業内容は道路築造工事と物件移転補償及び
事務費で、歳入歳出とも1億円を
補正するものでございました。
また、
一般会計の歳出では、
石原土地区画整理事業の公共施設管理者負担金として、街路
事業費について1億円を
補正し、あわせて国庫負担金、
国庫補助金など歳入も、
補正や財源更生を行うものでございます。
次に、主な
質疑ですが、
石原土地区画整理事業の進捗率と1億円の
事業費に含まれる
事務費の算定根拠について
質疑があり、
理事者より、今回の1億円の執行により、
事業費ベースで44%になる。
事務費については、今回の
事業執行にかかる必要最低限を組んでおり、消耗品費、通信運搬費が主なものであり、人件費は含まれないという答弁でありました。
他の
委員からは、全体計画から見た進捗状況について、順調にいっているのかどうか、また物件移転についての問題点はないかとの質問に対し、現在の
事業計画が平成15年完成という中で、進捗率が44%であり、今後も国の
補正を受ける中で進捗を図ってまいりたい。物件移転については、計画的に交渉を進め、順調にお世話になっているとのことでした。
また、他の
委員の物件移転戸数等を尋ねる
質疑に対して、総移転戸数は90戸であり、10年度末で52戸お世話になり、率にすると58%であるとの答弁でした。
最後に、意見・要望としては、
財政事情甚だ厳しいものがあるが、
経済対策も含め、平成15年度の竣工を目指し、
事業の進捗にさらなる努力をしていただきたいという要望がありました。
以上のような経過で審査を終了し、採決に入りました。
結果は、2議案とも
全員賛成で、
原案承認可決でございます。
以上で、文教建設
委員会の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 以上で、
委員長の報告は終わりました。
これより、
委員長報告に対する
質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、
質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
初めに、
委員長報告に対する反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、討論を終結いたします。
これより、1議案ずつ、起立により採決いたします。
議第51号から議第56号までの6議案に対する各
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
初めに、議第51号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第51号は原案のとおり決しました。
次に、議第52号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第52号は原案のとおり決しました。
次に、議第53号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります
よって、議第53号は原案のとおり決しました。
次に、議第54号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります
よって、議第54号は原案のとおり決しました。
次に、議第55号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります
よって、議第55号は原案のとおり決しました。
次に、議第56号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります
よって、議第56号は原案のとおり決しました。
以上で、本日の
議事日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
本
臨時会に付議されました案件の審議は、全部終了いたしました。
よって、平成11年第1回
福知山市議会
臨時会は、これをもって閉会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ご異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもって散会し、平成11年第1回
福知山市議会
臨時会は、本日をもって閉会といたします。
ご苦労さまでございました。
午前10時53分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
福知山市議会議長 塩 見 仁 君
福知山市議会議員 藤 井 節 子 君
福知山市議会議員 森 田 泰 英 君...