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平成11年第1回臨時会(第2号 1月20日)

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  1. 福知山市議会 1999-01-20
    平成11年第1回臨時会(第2号 1月20日)


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    平成11年第1回臨時会(第2号 1月20日)              平成11年第1回福知山市議会臨時会会議録(2)                平成11年1月20日(水曜日)                  午前10時00分 開議 〇出席議員(24名)     1番  有   幸 男 君      2番  立 道 正 規 君     3番  大 西   肇 君      4番  小 野 喜 年 君     5番  穐 田 司 正 君      6番  田 中 泰 治 君     7番  塩 見   仁 君      8番  井 上 重 典 君     9番  片 山 照 雄 君     10番  和 泉 すゑ子 君    11番  芦 田   廣 君     12番  荒 川 浩 司 君    14番  梅 原 万喜三 君     15番  竹 下   実 君    16番  武 田 光 正 君     17番  大 槻 公 一 君    18番  藤 井 節 子 君     19番  森 田 泰 英 君    21番  荒 木 治 清 君     22番  塩 見 惇 一 君    23番  松 原 忠 一 君     24番  西 川 由 也 君    25番  仲 林 清 貴 君     26番  平 野   力 君
    欠席議員    13番  永 田 時 夫 君 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長      中 村   稔 君   助役        髙 日 音 彦 君  収入役     香 月 芳 雄 君   企画部長      田 中 定 行 君  総務部長    芦 田 勝 己 君   福祉部長      芦 田 典 夫 君  市民部長    塩 見 英 樹 君   環境対策室長    松 本 良 彦 君  建設部長    杉 山   弘 君   福知山周辺整備室長                                山 本 孝 雄 君  下水道部長   塩 見 辰 夫 君   財政課長      芦 田   昭 君  消防長     片 岡   悟 君   公営企業管理者   伊 藤 義 彦 君  公営企業部次長 水 嶋 武 夫 君   市民病院事務部長  大 内 昌 男 君  教育委員長   藤 林   稔 君   教育長       大 西 重 喜 君  教育部長    竹 下 一 正 君   教育委員会理事   井 本 哲 夫 君  選挙管理委員会事務局長         監査委員事務局長          石 坪 一 秀 君             芦 田 英 夫 君 〇議会事務局職員出席者  局    長  塩 見   晃 君    次    長   浅 井 忠 司 君 〇議事日程 第2号 平成11年1月20日(水曜日)午前10時開議   第 1  議第51号から議第56号まで               (委員長報告から採決)               ◎午前10時00分  開議 ○議長(塩見 仁君)  おはようございます。  定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の会議に、永田議員は風邪のため欠席する旨の届けが出ましたので、ご報告申し上げます。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付いたしておりますので、それにてご了承願います。           ◎日程第1  議第51号から議第56号まで ○議長(塩見 仁君)  それでは、日程第1に入ります。  議第51号から議第56号までの6議案を一括議題といたします。  審議に先立ち、各委員長より委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  初めに、総務委員長から報告願います。  総務委員長。 ○総務委員長立道正規君) (登壇)  おはようございます。  一昨日18日、本会議において当総務委員会に付託されました議第51号、平成10年度一般会計補正予算(第6号)の当委員会所管事項につきまして、同日委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。その経過の概要と結果について報告をいたします。  初めに、理事者から所管事項一括説明を受けました。  まず歳入では、当委員会の所管は地方交付税総務費消防費国庫補助金、それに市債であります。  地方交付税は、今回の一般会計補正総額6億6,105万円のうち、特定財源6億5,325万5,000円を控除した779万5,000円の財源を特別交付税に求めたもので、今回補正後の特別交付税予算額は5億3,442万3,000円となるが、9年度実績で7億6,000万円余から見て十分確保できるとの見通しに立っての計上であります。  総務費消防費国庫補助金は、介護保険事前準備と高規格救急車の導入について、それぞれ経済対策で、総事業費補助基本額について2分の1なり3分の1の補助がなされるもの、市債については農林業債は中丹広域農道市負担分6,354万円について、経済対策により充当率100%での起債、土木債は拝師、額塚の農道舗装石原土地区画整理事業公管金消防債は高規格救急車国庫補助金補助裏全額起債で手当てされるものであります。  歳出は、介護保険の導入に伴い、転出証明書介護保険情報をプリントするための住民記録システム改造と、生活保護介護扶助が創設されることによる受給管理システムの改造及び救急業務高度化を図るため、2B型3,300cc、四輪駆動、定員7人の高規格救急車を購入し、北分署に配置しようとするもの、そして農林業費から農業集落排水施設事業特別会計への繰出金5万円であります。  主な質疑応答を申し上げます。  まず、高規格救急車について、初めて導入してから今までの利用実績、成果とその評価についての質疑には、この救急車については、平成8年3月11日から業務を開始し、今は消防署と東分署に配置している。毎年2,000件を超える救急出動件数の中で、この救急車による特定医療行為を行ったのは、8年が13件、9年が29件、10年20件と、率としては低いが、昨年11月12日、急性心筋梗塞の70代の男性に対し、特定医療行為である「除細動」を実施し、2週間後に回復、退院された。  全国的には、この高度救急導入によって蘇生率が1.5倍になったとの統計があるが、蘇生率について福知山のレベルを云々することはできない。しかし、今回の購入で3台になること、救急救命士9人が既に育成され、なお現在10人目を育成中であることなど、高規格自動車整備率救急救命士養成状況から見ると、人口規模から見て、恐らく全国的に見ても最先端を行っているものと考えているとの答弁でありました。  次に、介護保険導入に伴うコンピューターシステム開発改造についての考え方なり、姿勢について尋ねる質疑には、介護保険制度そのものシステム化については、既に本年度予算の中で進めているが、これに関するいろいろな業務については、単に連携のシステムをつくれば済むものと、今回の生活保護費のように新たなシステムを構築しなければならないものとの二通りある。国保、収納、職員給与といったものも新たなシステム構築が必要であり、これらを一斉に11年度でやりたいと考えていた。これについては、介護保険制度そのものが流動的な部分もあり、余り早く固めてしまうと、もし動いた場合、その対応に二重投資をしなければならなくなる恐れもあるので、ある程度幅を持たせた融通性のあるシステムにしておきたいこともあって、基本的には11年度スタートと考えていた。ただ、今回、国の緊急経済対策で、有利な財源が確保されたし、今回計画しているシステムは、将来的に大きく変わることは考えられない内容なので補正計上した。システム開発に当たっては、業者の見積りを厳しくチェックし、切り下げられるところはないかをよく精査した上で契約するようにしているとの説明でありました。  また、今回補正のうち、経済対策に該当するものはどれかとの質疑には、水道事業災害復旧分8,900万円余以外は全部経済対策であり、国、府から指示があったものをよく検討し、本市にとってどれも緊急必要であるとの判断のもとに、全額を計上したものであるとの答弁でありました。  委員よりの主な意見としては、介護保険システム化については、コンピュータ化機械化ということで、従来の慣れでやってきた仕事とは違う分野が多いので、間違いのない業務がやれるよう準備をちゃんとしてもらいたい、というものがありました。  以上の経過で審査を終わり、採決の結果、議第51号の総務委員会所管事項については、全員賛成原案承認可決であります。  以上で、総務委員長の報告を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  次に、市民厚生委員長の報告を願います。  市民厚生委員長。 ○市民厚生委員長(有 幸男君) (登壇)  おはようございます。  ただいまより、市民厚生委員会の報告を行います。  去る1月18日の本会議で、市民厚生委員会に付託されました議第51号、平成10年度福知山一般会計補正予算(第6号)について、1月18日、当委員会を開催し、全員で慎重に審査をいたしました。その概要と結果について報告をいたします。  今回の審査議案の主な内容は、福祉部所管民生費社会福祉費老人福祉費での介護保険導入に伴う介護保険事務電算処理運用方式開発経費既存システム改良費や、電算機器購入費の1,490万円であります。  理事者より説明を受け、審査に入りました。  委員から、既存システム改良の内容、端末機の台数・使用内容について質疑があり、理事者より、今回改良する既存システムは、現在あるプランエイティー、プラン80のことでございますが、と言っている高齢者総合福祉システムのことで、保健婦訪問指導ホームヘルパーショートステイ、デイサービスなどの過去何年ものサービスデータが入力されており、介護保険システム、特に要介護認定における要介護度表示等に利用するため改良するもので、450万円を見込んでいる。950万円の電算機器購入費は、ホストコンピュータ端末機3台分の経費で、電算システム事務に必要な機器で、介護保険料の賦課、納付書の発行とか、高齢者台帳などデータ入力に使うとのことでした。  また、委員から、要介護度表示介護保険料について質疑があり、理事者より、要介護度表示はこれからで、具体的には今年の10月から認定審査に入るので、その時に表示できたらと考えている。高齢者総合福祉システムの中には、介護保険に移行しないものも出てくる。介護保険料積算については、住民情報税情報基本情報が必要で、介護保険システムへの組み入れ調査を行い、ソフトに乗るように進めているとの回答でありました。  委員から、これまで6月、12月定例会、今回と介護保険導入に関する補正が矢継ぎ早になされてきたが、電算化システムの準備や介護保険事業計画の策定など、全体がわかるように整理してほしいとの質疑がありました。  理事者より、システムの改良については、介護保険事務電算システム既存システムとのアクセス調査は6月補正で行い、介護保険システムプログラム作成費は、国の仕様に基づいて12月補正で計上した。今回の補正は、そのシステムを使う電算機器購入費と、既存の高齢者総合福祉システムや、住民・生活保護システムなどの改良にも、国の3次補正補助がついたものである。今後、電算機器関係では、国民健康保険職員給与システムの改良を11年度中にしなければならないことになっている。  また、介護保険事業計画老人保健福祉計画見直し改定は平成12年の3月、11年度末までに策定しなければならない。高齢者対策協議会は12月に1回開催し、2月には2回目を予定している。11年度中に7、8回開催し、計画策定をしていきたい。  平成10年9月に実施した意識調査実態調査の集計を現在行っており、まとまった段階で策定協議会を開催したいと考えているとの説明でした。  次に、委員から、介護保険事業計画老人保健福祉計画見直し策定が、介護保険導入実施と同一時期になるが、介護サービス整合性は図れるのかとの質疑があり、理事者より、今後のサービス量供給体制については調査が必要、サービス業者の認定は、11年の7月ぐらいから京都府が認定作業に入る。介護保険を実施するまでに、ある程度の数値や実態を把握しているし、11年度末までは老人保健福祉計画に基づいて動いており、その目標達成に向けて考えている。今後、介護サービスに対応できる業者の調査を実施していくとの回答でした。  次に、委員より、サービス提供業者上乗せ横出し問題、介護保険の事務所について質疑がありました。  理事者より、具体的には言えないが、ホームヘルパー派遣事業ショートステイなどは、これまで行っていた特別養護老人ホームなどが継続してサービス業者になるだろうし、民間にもホームヘルパー派遣事業を行う業者があるので、福知山市の中でどのくらいあるのか把握していきたい。それから、上乗せ横出しの件は、今後、介護保険に入れるのか、別の事業にするのか、早急に検討しなければならない課題であるが、1号被保険者保険料にも大きくかかわってくる問題なので、近隣市町村の動向や保険料の額などを見ながら検討していきたい。現在、介護保険に移行しない事業配食サービスがあるが、これも横出しで実施していくのか、別の事業としてするのか、検討課題であるとのことでした。  介護保険事務の場所は、今後の準備体制も含めて協議していかなければならないが、今の場所では困難だと思っているとの説明でした。  次に、歳入で国の補助基準について委員から質疑があり、理事者より、要介護認定用電算機器購入経費補助については、76万6,000円が基準額で全国一律だが、電算処理運用方式開発経費補助については、まだ不確定の部分があるが、多分一律になるだろうとのことでした。  特に、意見として、介護保険制度導入準備事務があわただしく進んでいるが、準備作業の過程がよくわからないので、全体計画を大まかにまとめたフロート図のような、委員会審査補助教材のようなものをお願いしたいということでした。  以上の経過で審査を終了し、採決に入りました。  採決の結果は、議第51号は全員賛成で、原案承認可決であります。  以上で、市民厚生委員長の報告を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  次に、経済委員長から報告願います。  経済委員長。 ○経済委員長塩見惇一君)  本臨時議会において、議第51号、平成10年度福知山一般会計補正予算(第6号)など、経済委員会に付託されました5議案について、去る1月18日に委員会を開き、慎重に審査いたしました。その経過の概要と結果について報告いたします。  最初に、議第51号の一般会計補正予算で、農地費の関係でありますが、委員より、農道環境整備は、拝師と額塚という隣接した地域の中での施工だが、ほかの地域への分散施工はできなかったのかとの質疑があり、他の地域からの要望もあるが、ここは昭和53年から59年にかけて、拝師・額塚という一工区として圃場整備をしており、今回の事業採択基準も一工区単位ごととなっているためであるとの答弁がありました。  次に、商工費地域振興券交付事業でありますが、まず委員より、65歳以上の年金受給者を対象とするもので、郵送で交付してほしいという申請があった場合はどうするのか。また、振興券を扱う特定事業者の募集・登録など、各種事業者の組合や団体の代表者がまとめて登録申請することはどうか。また、登録された店で品物を買うのはいいが、振興券でその店の商品券を買うことはできないのはなぜか。また、役務に対する代金としても振興券を使えるということだが、どのようなものに使えるのか。また、指定金融機関等には、どういった範囲や制約があるのか。以上のような質疑があり、振興券交付に当たって、15歳以下の子供がある世帯は前もって把握できるので、引換券を郵送する。ただし、その郵送を余り早くすると引換券の紛失も考えられるので、交付開始のせいぜい1週間か2、3日前という指導が来ている。一方、65歳以上等の方で、非課税で対象となるかどうかについては、前もって勝手に課税情報を調べてリストアップするということができないので、申請方式とした。これは例えば、老齢福祉年金をもらっている方だと、年金証書を持参してもらえば確認できるが、65歳以上等の方で非課税かどうかを確認するとなると、当日の交付窓口では混乱するし、また、65歳以上の方すべてに交付申請書を郵送すると、それを受けとった方すべてが振興券交付対象になると錯覚される。だから申請方式をとり、交付に先立って3月中旬ごろに、電話を含めた相談窓口を開設し、非課税であることを確認しなければならない方については、課税情報を調べてもよいという同意書をとって、確認した上で後日決定通知書を送付することを考えている。  また、金融機関については、振興券特定事業者から持ち込まれた場合、まずは登録事業者かどうかの確認や振興券の枚数の確認などをお世話にならなければならない。また、取り次ぎ金融機関を、例えば市の指定金融機関京都銀行だけに限定すると、周辺地域事業者が換金される際に不便なので、他の金融機関にも取り次ぎをしてもらえないか、これからお願いしていかねばならない。  また、この振興券は、経済効果を上げるため、短期間で使ってもらうのがねらいなので、これでどこかの店の期限のない商品券を買うことはできない。  また、役所などの公共機関での使用は、民間消費の拡大につながらないので、公共的なことでは使えない。物品以外の役務的なことでの使用については、クリーニング、散髪など、広い範囲で使えるようにしたい。  また、振興券が使える特定事業者については、募集要項を策定し、2月上旬ごろに公示して公募をしたい。  また、募集・登録に当たっては、例えば商店会などの場合、一店一店でなくても団体申請は可能であり、また、事業者の組合なども同様に考えていきたい。  以上のような答弁でありました。  また、委員より、この地域振興券事業費に対して10%の事務費の内容は、またこれで十分かなどの質疑があり、短期間事業なので備品購入などはできない。基本的には市の単費で事務費を出さなくてもよいように、例えば職員の超勤手当臨時職員の賃金、振興券引換券新聞広告など、さまざまなものの印刷費郵送料などの役務費、また委託料としては電算システムの改良に必要な経費、さらに、金券なのでこの警備にかかる経費などが補助対象である。これら最大限ピックアップしてこの事業に取り組んでいくとの答弁でありました。  また委員より、体の不自由な方がヘルパーの方に頼んで振興券で品物を買ってきてもらえるかとの質疑があり、交付の時には委任状などで代理人ということが確認できるが、振興券は譲渡したり売買したらいけないとなっており、何十枚も多量にまとめて使われようとしたら、店で拒否してください、となっている。しかし、消費につなげることが原則なので、できるだけ使いやすくするとともに、不正使用を防ぐことも考えながら準備を進めているところである。ヘルパーの方に依頼して使うということは、可能だと思われるとの答弁がありました。  それに対してさらに委員より、振興券を使おうとする人と、事業者の間にトラブルが起こらないかとの質疑があり、登録の申請があった特定事業者の方には、3月中旬に集まってもらって説明会を開き、特定事業者としての登録証明書や店に貼ってもらうポスターなどを渡すとともに、トラブル防止についても徹底したい。特に、店に来た人にいちいち証明書を出させるなどのことは、トラブルの原因にもなり得るので、今後自治省の見解などを踏まえて進めていきたい。  また、広報の特集号を出したり、振興券交付の時期に合わせてこれが使えるお店の一覧表も作って渡すことも考えているとの答弁がありました。  また委員より、振興券がどんなものかを知らせる機会はあるのかとの質疑があり、交付対象者に配布する39万2,000枚のほかに、事業者の方に周知徹底するための見本を4,000枚印刷するとの答弁がありました。  また委員より、周辺3町の振興券も本市で使えないかとの質疑があり、この振興券の基本は、あくまでも地域を限定したものである。地域を越えて使うことは、本市では判断できることではない。今後の検討課題だとの答弁がありました。  なお、振興券にかかわる質疑応答の中で、委員の要望として、周辺地域事業者にとっては、郵便局取り次ぎ金融機関の指定になれば換金に際して便利なので、検討してもらいたい。また、空き店舗を利用したイベントなど、配布された振興券が使えるイベントの企画なども考えてもらいたいなどの要望がありました。  次に、議第52号の簡易水道事業特別会計でありますが、委員より、16簡水のうち既に8簡水にシステムがあることと、今回の集中監視システムとの関係について質疑があり、8簡水というのは豊富、三岳、上豊、金谷、北陵、下川口、佐賀、上六人部であり、メインの配水池の水位、流量、浄水場から配水池へ送るポンプの情報の3点を送ってきているだけのほんの簡単なシステムである。今回は、下水施設の整備で水量拡張できているうちの上豊富と佐賀をするわけだが、この水量拡張では、配水場の増設や配水管ルート変更可能性がある。だから、水量拡張がされていない簡易水道に今回のシステムを整備しても、拡張時にむだになるので、まずは下水が入って、既に水量拡張が完了したところから整備していくものである。上豊、佐賀以外の6簡水はこれまでのものを維持しながら、今後の簡易水道施設水量拡張に合わせて、システムの整備を考えていきたいとの答弁がありました。  また委員より、このシステムにかかわる水道庁舎側の設備はどうかとの質疑があり、新しい庁舎で順次使っていくが、これは中央監視設備の更新ということで、水道事業継続費設定をして、平成10年、11年度で予算化している。これにより、簡水から送られてきた情報はすべて新しい庁舎の中で監視していく。現在、簡易水道課についている設備については、更新していくとの答弁でありました。  また委員より、このシステムによる漏水問題への対応はどうかとの質疑があり、水を幾ら製造し、配水池へ幾ら送ってという情報、またその日に配水池から幾らの水が出たかという情報も送られてくるので、それらの情報から漏水状況などが早急に把握できるようになるとの答弁がありました。  次に、議第53号の下水道事業特別会計補正予算でありますが、委員より、汚れた水をきれいにするには、もともと大きな経費がかかるもので、今回の補正額も大きい。行政としては、事業にかかる負担にどう耐え、展開していくかとの質疑があり、下水道事業は、国の補助金受益者負担金と起債を財源として事業を進めている。受益者負担金は、事業の開始とは少し後送りの現状だが、順次いただいて財源としている。市単費については、最大で95%まで起債が受けられる。また、起債に対しては、地方の財政事情にもよるが、下水道という生活インフラを伸ばすということから、基本的には50%の交付税算入があり、それに基づき一般会計からの繰り入れもしてもらって事業を進めている状況である。だから、起債なしでというわけにはいかないが、事業必要性からも交付税算入があり、市中金利の低いこの時期に進めることは時機に合ったものだと思うとの答弁がありました。  また委員より、事業費8億7,000万円のうち3億9,830万円の起債で、この償還に30年かかるというが、これは政府資金なのか、金融機関からのものか。また金利の状況はどうかとの質疑があり、今回はどうなっているかはわからないが、政府資金を活用するのが有利である。自治省でも、起債の確保には努力いただいており、思いとしては政府資金を活用したい。金利は、政府から借りる時の市中金利などによってはっきりしないが、最近の状況から言えば、2.3とか2.6とか、おおよそ2%台であるとの答弁でありました。
     また委員より、石本ポンプ場や最初沈殿池での電気設備工事は、経済効果の面からも市内業者でできないかとの質疑があり、地元優先も考えてはいるが、市内の電気業者では無理で、業者ランクでいうAクラスでないと難しいだろうとの答弁でありました。  また委員より、継続費補正での減額の内容について質疑があり、汚泥焼却施設の土木工事と、焼却施設の炉の電気機械設備工事などの入札残によるものとの答弁がありました。  次に、議第54号の農業集落排水施設事業特別会計補正予算でありますが、委員より、中六人部地区の処理場施設は、今回のことで今後十分に対応していけるのかとの質疑があり、現在の処理槽は上が土で覆われていて、機能の管理と維持管理に支障がある。これをオープン式にして機能強化を図るものである。今後は、水質などの基準が変われば別だが、ポンプ場が老朽化した場合の小修繕程度のほかには、大きな改良などはないだろうとの答弁がありました。  次に、議第56号の水道事業会計でありますが、これについては特にご報告申し上げる事項はございません。  最後に、委員からの要望として、地域振興券について、トラブルなどのないように対応してもらいたい。交付や使用に際して、なるだけ煩瑣にならないよう考えてほしい。短期間で効果が上がるように、できるだけ多くの方に特定事業者になってもらったり、イベントを企画するなど、振興券の使いやすい条件を整えてほしいなどの要望。また、下水道事業などについても、大きな事業での起債は、将来展望に立って慎重に進めてもらいたいという要望がありましたので、ご報告申し上げておきます。  以上の経過で審査を終わり、採決の結果、付託された議第51号、52号、53号、54号、56号の全議案、全員賛成原案承認可決であります。  これで、経済委員長の報告を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  次に、文教建設委員長の報告を願います。  文教建設委員長。 ○文教建設委員長(大西 肇君) (登壇)  おはようございます。  文教建設委員会の報告をいたします。  本臨時会において、文教建設委員会に付託されました議第51号、平成10年度福知山一般会計補正予算(第6号)、及び議第55号、平成10年度福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について、去る1月18日、委員会を開催し、全員で慎重に審議しました。その経過の概要と結果について、報告いたします。  審査では、最初に付託された議案について、理事者より一括説明を受けました。  まず、今回の補正予算については、国の経済対策による石原土地区画整理事業の国庫補助額の追加内示に伴うもので、事業内容は道路築造工事と物件移転補償及び事務費で、歳入歳出とも1億円を補正するものでございました。  また、一般会計の歳出では、石原土地区画整理事業の公共施設管理者負担金として、街路事業費について1億円を補正し、あわせて国庫負担金、国庫補助金など歳入も、補正や財源更生を行うものでございます。  次に、主な質疑ですが、石原土地区画整理事業の進捗率と1億円の事業費に含まれる事務費の算定根拠について質疑があり、理事者より、今回の1億円の執行により、事業費ベースで44%になる。事務費については、今回の事業執行にかかる必要最低限を組んでおり、消耗品費、通信運搬費が主なものであり、人件費は含まれないという答弁でありました。  他の委員からは、全体計画から見た進捗状況について、順調にいっているのかどうか、また物件移転についての問題点はないかとの質問に対し、現在の事業計画が平成15年完成という中で、進捗率が44%であり、今後も国の補正を受ける中で進捗を図ってまいりたい。物件移転については、計画的に交渉を進め、順調にお世話になっているとのことでした。  また、他の委員の物件移転戸数等を尋ねる質疑に対して、総移転戸数は90戸であり、10年度末で52戸お世話になり、率にすると58%であるとの答弁でした。  最後に、意見・要望としては、財政事情甚だ厳しいものがあるが、経済対策も含め、平成15年度の竣工を目指し、事業の進捗にさらなる努力をしていただきたいという要望がありました。  以上のような経過で審査を終了し、採決に入りました。  結果は、2議案とも全員賛成で、原案承認可決でございます。  以上で、文教建設委員会の報告を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(塩見 仁君)  ないようでありますから、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(塩見 仁君)  次に、賛成の討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(塩見 仁君)  ないようでありますから、討論を終結いたします。  これより、1議案ずつ、起立により採決いたします。  議第51号から議第56号までの6議案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  初めに、議第51号について、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(塩見 仁君)  起立全員であります。  よって、議第51号は原案のとおり決しました。  次に、議第52号について、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(塩見 仁君)  起立全員であります。  よって、議第52号は原案のとおり決しました。  次に、議第53号について、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(塩見 仁君)  起立全員であります  よって、議第53号は原案のとおり決しました。  次に、議第54号について、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(塩見 仁君)  起立全員であります  よって、議第54号は原案のとおり決しました。  次に、議第55号について、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(塩見 仁君)  起立全員であります  よって、議第55号は原案のとおり決しました。  次に、議第56号について、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者起立) ○議長(塩見 仁君)  起立全員であります  よって、議第56号は原案のとおり決しました。  以上で、本日の議事日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  本臨時会に付議されました案件の審議は、全部終了いたしました。  よって、平成11年第1回福知山市議会臨時会は、これをもって閉会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(塩見 仁君)  ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもって散会し、平成11年第1回福知山市議会臨時会は、本日をもって閉会といたします。  ご苦労さまでございました。                午前10時53分 閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                      福知山市議会議長  塩 見   仁 君                      福知山市議会議員  藤 井 節 子 君                      福知山市議会議員  森 田 泰 英 君...